Denimusic Fes

邦ロックとかラウドロックとかジーンズとか

ハジマザ参戦記

前回までのあらすじ

ブレアフェスの開催と同時期に開催が発表されたHAZIKETEMAZARE TOUR OSAKA
勢いで応募した結果、見事にチケットを獲得した僕だけど、開催時期が近づくにつれコロナウイルスが蔓延し始め開催出来るのか?と周りが不安になる中、手洗いうがいを欠かさずやった僕は無事当日を迎えたのであった。



本題



2月22日




初のハジマザ参戦である



しかも今回は10周年を記念したサーキットフェス型のツアーである。
サーキットフェス自体初参加だったがブレアフェスの反省も考えてパーカーを着て参戦した。そもそも冬の真っ只中で重ね着してるとはいえロンTで過ごすのはどう考えてもおかしい。何でブレアフェスの時はその格好で観てたのだろうか…




さて当日となったわけだが…






雨である




しかも結構降ってる。このイベント、ブレアフェスに出演したバンドも何組かいたわけだが、さてはcoldrainから雨男の属性を引き継いだのだろうか(違います)



まあ開演してからは無事に止んだんですけどね





SHANK



ハジマザ最初の1組はブレアフェス以来となるSHANK



ブレアフェスの時はメンツ的にアウェイだったけど、今回はメロコア・パンク勢が主のイベントという事もあって会場の雰囲気もホーム感を感じられた。


個人的にSHANKの良いところを書くとメロコア以外の音楽性を盛り込んで消化させている」という事だと思う



メロコアのイメージでどうしても明るさが先行しがちだけどSHANKの場合「Life is…」の様なグランジ(というよりNirvana)要素を含んだものや「620」サイケデリックな楽曲もあるので聴いていて飽きないのだ。


ブレアフェスの時よりも余裕があるのかMCやフロアの掛け合いも多く、和気藹々とした雰囲気がなんばhacthを包んだのであった。


何よりその雰囲気を作ったのはメンバーのゆるいMCだったりする。


長崎弁で話すどことなく癒し系な話し方とフロアのヤジにもやんわりと対応するVo.庵原将平の様な優しさが滲み出た立ち振る舞いを出来るバンドマンって中々いないよなあと思う。


絶対に怒らせたらダメなタイプでもあるけどな
(今回の野次はぶっちゃけうるさかったです(#^ω^)ピキピキ)




Paledusk



最初Pangeaの位置がイマイチ分からず、着いた頃にはもう既にリハが始まりフロアも8割方埋まっていた。
そしてVo.Kaitoが放った言葉でフロアは彼に歓声を浴びせた




「今日はセキュリティーいないぞ」





フロア「Yeaaaaaah!!(゚∀゚)」




マジか。と思ったけど無理はない
今回、Paleduskが演奏したPangeaという箱、めちゃくちゃ小さいのだ。収容人数200人程らしいがぶっちゃけそんなに入るとは思えない。実際はもっと少ないと思う。しかも演奏スペースとフロア間には一応柵は有るけど、取り敢えず柵置いとくか…という感じに設置されている。ぶっちゃけ有っても無くても特に関係はないレベル。



そして、もう既に開演時間20分前からパンパンになったPangeaは案の定入場規制が掛かったのであった。おめでとうPaledusk。



さあ、この半年でBLARE FEST、Knot Festの出演等いよいよブレイク間近まで力をつけてきたPaleduskだけど、本人達が第2のホームと呼ぶ大阪でのライブ。盛り上がらないわけがない。



演奏がスタートすると同時にモッシュが発生し、そこからVo.Kaitoが「上がってこい!」と煽ると今度は大量のステダイが発生した。



特に最後に演奏された「Lights」では

もう皆こんな状態


で僕は

もうこんな感じ


ずっと受け止めてましたよ。いやあ若さって素晴らしいなあ(遠い目)



この勢いで今年もガンガン活躍して欲しいなあ
5月のツアーも楽しみである。




SHADOWS



本来ならSHADOWSの前に別のバンドを観るつもりだったけど、Paleduskのライブで大分体力を消耗したので、前もってSHADOWSが演奏するSUNHALLへ


もう既にリハの時から「絶対やらかしてくれる」という雰囲気を出していた1年ぶりのSHADOWSはやはりと言うか期待に応えるかの様なハードコアナンバーをブチ込んでくれた。



もう狭いフロアはダイバーとモッシュで埋め尽くされ、前方はもはや阿鼻叫喚の地獄絵図である。しかも全員笑顔という狂った空間という。良いぞもっとやれ。



会場限定EPから何曲か演奏されたけど、やはりリード曲の「So What」の盛り上がりはヤバかった。何というかこれぞSHADOWS節!って感じが凄くするのだ。5月に心斎橋のAnimaでPALM等とライブを開催する事が決定したわけだが確実に盛り上がる事間違いなしである。無論終わる頃には全員身体ボロボロなのも間違いないのである。





HEY-SMITH



ハジマザのラストを飾ったのは主催者のHEY-SMITHことヘイスミである。


実は観てみたいバンドの1つではあったけど、中々タイミングが合わず今回初めてライブを観る事になった。


で、だ。




 

まあこうなるわな…


元々フェスの主催者&SiM、coldrain要するTRIPLEAXEの一員という立場に加え、その前にハルカミライ、フォーリミが演奏してるのだ。そりゃこうなる。


本当はフロアで観たいという気持ちを抑えつつやむを得ず後ろから大人見。




してたのだが…





演奏が始まり、めちゃくちゃ後悔した。
すんごく楽しい。フロアで観たらもっと楽しい。そんな感じのライブなのである。



後ろの方で観てたけども大人見してた人も時よりも肩を揺らしながら飛び跳ねる人もいたからその盛り上がりを感じた人は僕以外にも多いと感じた。



基本ベースはパンクなんだけど、そこにメタリックなギターとホーン隊が奏でるスカ要素が弾けて混ざった音楽性を持つバンドって日本に彼等しかいない気がするんだ。そして楽曲も激しさと楽しさがマッチングした気持ち良い音楽が心を動かしていくのだ。



もうこんな感じ(下品ですんません)



何よりステージングも演者のパッションが溢れ出るのが後ろの方からでも伝わるのだ。もうフロアで観てる人が羨ましくて仕方がない。絶対に楽しくて仕方がないはずだ。



個人的に好きな曲(EndlessSollow、DRUG FREE JAPAN等)がサブスクで展開していないので近日中にディグるつもりである。


いやあ何で今まで聴かなかったんだと思ってしまう程ヤバかった。流石はTRIPLE AXEである。


最後はダブルアンコールまでキメたHEY-SMITHの演奏で初めてのハジマザ参戦は大満足で終了したのであった。


おわりに


初めてのサーキットフェスという事もあり、普段中々観れないバンドも観れた反面、移動に時間を取られたり、入場規制で中に入れないパターンもあったけれども、観たバンド全てが最高のパフォーマンスを魅せてくれた今回のハジマザ。


どのフロアも幸福な雰囲気を漂わせていたのが印象に残った。いやあパンクに関しては僕の性格もあって食わず嫌いのところも正直有ったけど、やはり耳で聴いて、目で観ないと分からないよなあと今回のフェスで改めて実感した。


やはりライブは楽しいなあって事を確信した。そんな一日であった。