はじめに
音楽においては数年に一度「超新星」と呼ばれるバンドやアーティストが現れ、そのジャンルの勢力図を変える事がある。
今まで見てきたバンドで言えば、DIRENGREYや9mm、凛として時雨、KANA-BOON等が挙げられる。最近だとKingGnuか。
そして国内ラウドロックシーンでも「超新星」と呼ぶに相応しいバンドが登場した。
Paleduskである。
音楽性について
広義的に言えばメタルコアなんだけど、Crystal Lakeの様な王道タイプではなく、Crossfaithの様な他ジャンル+メタルコアを組み合わせたタイプの音楽だ。
じゃあPaleduskの楽曲はCrossfaithっぽいの?と聞かれたらそれは違う。
Paleduskの楽曲はPaleduskにしか作れない
僕の聴いた感想だと、プログレの要素を含みつつも電子音やサンプリング、ハードコア、変拍子をこれでもかと詰め込んだカオスティックなものだ。つまり頭がおかしくなる音楽だ。みんなの大好物だ。無人島に持っていかなければならない必要不可欠なものだ。
それでいてエモーショナルな部分もあり、楽曲によってはフロアからコーラスが発生する等一筋縄ではいかないバンドだ。
Paleduskの凄いところは2分程の短い演奏時間の中にそれらを全てブチ込み、かつ耳に残る楽曲を作り上げてるところだ。
最近発表された「AO」なんかは特にそれで、もう思う存分暴れて欲しいという気持ちとそれでいて音の1つ1つを丁寧に聴いて欲しいという、本来なら相反する要素を上手い事料理してのけている。
凄く気持ちいいのである。Paleduskは気持ちいい。
バンドの勢いについて
恐らく同世代と言うより、3C以降の年代の中でも1つ頭が飛び抜けている印象が強い。
元々ラウドロックシーンは、今でこそ日の目を出ているが昔は聴いてる人も僅かで世間的には名の通ったバンドも少なかった。
更に言えばマーケットが小さく、良いバンドが居ても活動中止したり解散したり、加えて音源も中々出ない場合もある。
そんな中でPaleduskは途中メンバーの脱退が有りつつもコンスタントに音源をリリースし、その歩みを止める事がない数少ないバンドだ。そうした地道な歩みが身を結び始めたのが、昨年のCrossfaith主催の「AcrossThe Future」出演だったと思う。
オープニングアクトで演奏時間も少ないにも関わらず、彼らはファンの心を鷲掴みにしてステージを降りた。
個人的に「ATF」の1発目に演奏されたこの「9 SMILES」は金賞レベルだったりする。マジで気持ちいいのである。
※これしか言ってない気がする。語彙力…
その後の活躍は今年に入ってからのBLARE FEST出演、ハジマザ出演&入場規制、Knotfestの出演(※延期によって一時白紙になってしまったけども)で明らかだろう。
何故こうなったのか?
Paleduskの音楽性を確立させた事。メンバー一人ひとりの個性がガッチリハマっている事。ライブの盛り上がりの凄まじさ…etc
色々あるのだけれども、1番大きいのは「何かしでかしてくれるんじゃないか?」というオーラを纏っている事なんだろうと思う。
実際、公式ブログでVo.Kaitoが語っていた様に今のPaleduskは無敵だ。何があってもこの勢いは止まらない気がするのだ。
バンド自体が若いからかもしれないけど、他のバンドにはない瑞々しさとライブの時の爆発力は彼らにしかない武器だと思う。
音源が発表される時、ライブが発表される時のファンの反応はどれも期待感に胸を膨らませるものばかりで、バンドもそれを超えるぐらいのパフォーマンスを見せつけてくれるのだからもうたまらない。
コロナによって停滞し、綻びが出始めているこの状況でも彼らはそれらをぶっ壊してくれる気がするのだ。
いつか、このままの勢いで…ではなくこちら側の想像を遥かに超える活躍をする事を期待しつつ、Paleduskの未来が輝かしい事を願っている。
さて…
ああああああああああああああ!!
( ゚Д゚)Paleduskのライブが観てえ!!
( ゚Д゚)新曲が早く聴きてえ!!
( ゚Д゚)早くAOで頭おかしくなりてえ!!
てか、ライブ自体早く観てえ…コロナマジころs(自主検問)
ハジマザの時、もっと暴れておけば良かったなあ(グスン)
おわり