Denimusic Fes

邦ロックとかラウドロックとかジーンズとか

2020年上半期について 音源編

はじめに

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どうもブログを放置するのが当たり前になった僕です。


いやあ、そもそもこのブログを作った理由がインスタで書ききれないライブの感想とかを書きたいからだったのだけど、ライブ自体開催されてないこの状況なんだもの。仕方ないじゃないの(逆ギレ)


プライベートの方でも、コロナの影響で時差出勤始まったと思ったら、研修をぶち込まれ、それが一段落したと思ったら別部署に応援に行かされたりする等ゴタゴタしてたので、中々書く時間がなかったのもある。あと家でゴロゴロしたかったし(最低)


という言い訳を吐き出したところでタイトル通り、今年の上半期に聴いた音源の中でも「ンほぉ!!」と感じた楽曲をピックアップしていく。



Crossfaith Endorphin



初めて聴いたのが2月に行われた神フェスことブレアフェス。シチュエーションも相まってこの楽曲でフロアがカオスとかしたのが懐かしい。


新レーベル発足後、初の音源リリースかこれだったのは正解だったと思う。クラブミュージックとメタルコアという組み合わせが悪そうなジャンルの音楽性を「お互いの良いところをごちゃ混ぜにしたら良いんじゃね?」という単純明快な答えを導き出したCrossfaithがそれを示した作品。

Crossfaith Endorphinについて - Denimusic Fes

Crossfaith SPECIES EPについて真面目に語ろうとしたよ - Denimusic Fes


Crossfaithに関してはこのブログで何回か書いてるので内容は割愛するが、早くライブ観させてくれとだけ記しておく。あと、たまにはインスタ更新しなさいメンバーの皆さん(ニッコリ)



PassCode STARRY SKY




本当にこのグループは困難な出来事に遭遇するなあとしか言えない。


去年もグループ初のZeppツアーが開催されたと思いきや、一部のファンがやらかした挙句ペットボトル持ち込み禁止になったり、メンバーの体調が思わしくなかったりしつつも年明けのレコ発ツアーファイナルの新木場2Daysは無事SOLDOUT。しかもSUM41来日公演のゲストアクトを経験。


春からは初のFCツアーを皮切りに豊洲PITからの全国ツアー開催…だったはずが例のコロナで全国ツアーファイナル公演以外は全て中止という、いくらなんでも「あんまりだァァァァァァ!!」な展開にさらされたPassCodeとそのハッカー(PassCodeのファン)


しかし、それでも挫ける事無くネットを介したオンラインサイン会やドラマタイアップ、ドラマの実況インスタライブ、ついにはオールナイトニッポン出演等、地道な活動が報われはじめているのは嬉しい限りだ。


そんな状況でリリースされたのがこの楽曲

異彩の4人組女性グループPassCode、ドラマ主題歌の6thシングルで自身初の1位獲得【オリコンランキング】 | ORICON NEWS

いやあ、オリコンチャート1位ですよ。皆さん。ぶっちゃけサブスク・ダウンロード全盛のこの時代で、オリコンチャートの影響力というのは10年前とは格段に落ちてるけどもやっぱり嬉しいものは嬉しいのである。


作曲家の平地"神"孝次氏が「今までで1番の出来」と話してた通り、PassCode史上最高傑作と言える。疾走感溢れるメロディーと転調のヤバさ、そしてメンバーの歌唱力の高さ。PassCode全盛期到来と言える内容である。


こんか時にライブやれない、みれない、行けないのは辛いにも程がある。彼女達が全盛期を迎えようとするタイミングで無事ライブが観れるようになれば良いなあ。



あと、キャイーンPassCode公式お兄さんという解釈で良いのだろうか?
昔、三四郎が番組の企画でライブ見に行ったのだけども




SiM BASEBALL BAT



そして、コロナの影響をモロに受けたバンドがここにもいる。

アルバム出そうとしたら色々あって2ヶ月発売延期するは、ツアーやろうとしたら
全公演延期になるは、挙句の果てには主催フェス中止になる
はで散々な目にあってるSiM。


昨年はツアーも開催しつつもアルバム制作に時間を費やし、今年ついに4年振りの新作が!…ってところでコロナである。むむむ。


恐らくファンも「コロナ殺す」という思いだろう。待望の新作&ツアー&DPFの開催等の夢のような1年を台無しにされたのである。ぶっちゃけ泣く。てか泣いた。


しかし皮肉にも、それによってこの楽曲が更に良い味を出しているのも事実だったりする。


アヴリル・ラヴィーンばりに明るいメジャーコードのパンクナンバーかと思わせておいて、「おどれの頭をこのバットでカチ割ってええか?それか背中刺したろかボケェ!」というバイオレンスド直球な歌詞が歌われるこの楽曲。

PVも「SiMと愉快な仲間たち」感溢れる豪華メンバーとやりたい放題なストーリー展開(ストーリーなんてあって無いようなもんだけども)

コロナで殺伐とした邦ロック界隈が一気に浄化された感じがしなくもない。


PVであれだけの豪華メンバーを引っ張ってきた事だし、アルバムのセールスも好調。そろそろSiMというバンド自体が国内ロックバンドのトップランナーになる日も遠くはない気がする。

今やホルモンに次ぐ地位を築いていると言っても過言ではない。


そんな中でもこのコロナで活動に制限がかかるのは正直運が悪すぎた。

ただ、あの「悪魔」MAHの事である。この状況もひっくり返す様な事を企んでいるに違いない…


あと、例のCDジャケット。勿体なくてそのままにしております。



Age Factory Dance all night my friends



去年スサシのライブで初めてライブを観た時からビビっときてたAgeFactory。

その当時はいかにも「あんまり舐めってっとぶち殺すぞ」と言いたげな尖った雰囲気と「取り敢えず俺たちの音楽を聴いてくれよ…どうなるかはお前次第だけど…気が晴れると良いな」みたいなクールで不器用ながらも優しい雰囲気が同化しているバンドだったけど、今回のアルバム「Everynight」「え、お前こんな奴だったっけ!?」と言いたくなる様な程、作風がガラリと変わっている。


変わっていると言っても、「CLOSE EYE」「Kill me」の様なゴリゴリグランジナンバーもありつつも、今までの激情ギターロック路線に加え、ハードコアやミクスチャーの要素に加え、「オシャレ」という今までのバンドになかったものをブチ込んでいる。


ちなみにここで言う「オシャレ」とは某ドロスとか某サチモスとかみたいな、所謂チルっぽいのではなく、ゼロ年代辺りの日本映画…行定勲監督作品とか是枝裕和監督作品的なやつ、若手俳優・女優を抜擢した日常を舞台にした映画とかにある様な「あの雰囲気」を今のAgeFactoryには感じるのだ。



ええ、僕が好きなやつです。



特にPV観てても、今までの泥臭いイメージではなく、かなり洗練された作品が多い。かと言って一般受けを狙ってるというよりも「元々やりたい事がこれでした」感が強い。


実際、メンバーのアー写とか見てても、かなり垢抜けたし、アパレル関係のプロジェクトを立ち上げたり、アルバム音源のデータ配布(営利目的ではなくMix用)を行ったり、少しずつ自分達のやりたい事をやりだしてる気がする。


本来なら5月に大阪で主催イベントを開催する予定だった彼らだけど、逆に言えばそれが出来るほどの実力が認められてきた事でもある。


ライブが始まったら観たいバンドの1つだ。


あと、最近の楽しみはドラマー:増子くんのブログとベージスト西口くんのヲタ丸出しのツイートっていう人、どれだけいるのだろうか。




Paledusk AO



今や若手ラウド界隈のトップランナーに名乗りを挙げてもいいバンドことPaledusk

今年も本来ならあちこちのフェスに引っ張りだこだった気もするのだけども、中々うまくはいかないものである。

そんなこんなでリリースされたHAPPYTALK EPは、まさに「やりたい放題」「闇鍋」というワードが飛び交うレベルであらゆるジャンルの音楽が混ざりあったカオスティックなラウドロックミュージックだった。


このEPで先行配布されたこの曲は、和を感じるメロディーあり、ゴリゴリのギターあり、そして爽やかなラウドロックと思わせておいてのエグいブレイクダウンという曲展開等聴きどころ満載だ。最初に聴いた時の衝撃は半端なかった。「え、そう来るの!?」と思った人も多いはずだ。


行われる予定だったレコ発ツアーも、対バン相手にスサシやアイリフドーパが参戦する等、クセの強い実力派ロックバンドが観れるはずだったのである。コロナめ…


いずれにしろ、今後の活動から目が離せないバンドである事には変わりはない。エグいライブを期待しよう。

あと、Kaitoから漂う「部活にいるめちゃくちゃ性格の良い後輩感」って半端ないよね。




おわりに

やっぱりというかジャンルが偏った内容になってしまった。

というより新曲も聴くけど、基本的には好きなバンド+昔聴いてたバンドが過去リリースした作品を聴く事がパターン化してるのが現状である。もしかしたら聴いてたけど、今年リリースした事を忘れてる曲もあるのかもしれない。

という事でもしかしたら追記するかもしれませんので、その時は宜しくお願いします(何がだ)





と思ったら彼らを思い出したよ

King Gnu Teenager Forever


作曲家随一の変態、常田大希とヴォーカリスト界の突然変異マジキチ野郎こと井口理率いる変態集団King Gnu(褒めてます)


何処か懐かしいメロディーと東京事変も真っ青な演奏力。
この曲の場合、他の楽曲に比べて「楽しい」という感じが凄くするのだ。いわゆるエモいというやつだ。


確か1年前ぐらいはなんばhacthとかビッキャで演奏していた彼らも、気がつけばアリーナクラスのビッグバンドになっていたのだが、コロナの影響でライブは出来なくとも創作意欲と演奏欲は抑えられないのであろう。こないだのCDTVでは井口無双もといKing Gnu無双と化したのは記憶に新しい。


久々にアクの強いロックバンドが出てきたなあと思ってたら、いつの間にかその音楽性のままで紅白に出演するバンドになっていたわけだけども、彼らはどこまで行くのだろうか。

そして井口理はあの…ちゃんと生活出来ているのだろうか?おじさんは不安です。

あと、常田大希ってブーメランパンツ履いてるよね絶対(やめとけ)



おわり