Denimusic Fes

邦ロックとかラウドロックとかジーンズとか

T.M.Revolutionこと西川貴教について

はじめに

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色んなジャンルの音楽がある中、僕が聴いてるのは基本的にはバンドが多い。恐らくTwitterのフォロワーさんも同じだと思うけど、日本は基本的にロックバンド好きな人が多いイメージだ。



ただ一部のロック中毒者やハーコー・モッシュ・ダイブしか勝たん!って層と違い、所謂一般ピーポーな層は主にシンガーソングライター(あいみょんとか米津玄師とかあの辺)をメインで聴いてる印象が強い。最近だと瑛人、あとはバンドで言えば髭男、KingGnuと言ったところか。



一方SNSで1番層が厚い(だと思うが偏見かもしれん)オタク達の中で聴かれてるのは、紅蓮華で一般ピーポーに知られたLiSAとかヒプノシスマイク辺りだろう。


最近では地上波でもチラホラと見かける様になった。最近、TVの影響力が下がったと言われつつも、何だかんだでTVの影響ってデカいのだ。あのHIKAKINだってTVに出た事で知名度が上がったと思う。



それで、だ。


ここでふと思うのだ。



全てのジャンル(属性)を聴いてるリスナーから評価されているバンド・アーティストって中々いなくね?



人の嗜好が細分化され、様々なジャンルのバンドやアーティストがどんどん現れていき気がつけば大きいキャパでワンマンライブをしたり、音楽チャートを盛り上げているけども所謂皆が知っているバンド・アーティストというのはここ数年で減った印象がある。


ラウド系で言えば数多くのバンドがあるけども、世間的に知られているバンドと言えばマキシマム ザ ホルモンレベルでないと中々話が伝わらないのが実情だ。


先に出したLiSAだって元々は武道館ライブを行う程の実力派シンガーなのだが、世間的には紅蓮華でブレイクしたアニソン歌手というイメージが強いのはこうした現象が起こっている象徴的な出来事だと思う。


ちなみにTikTokを見てない僕にとっては瑛人の事を聞かれても「???」だし、TikTokを見ている人にTRIPLEAXEと聞いても同じ様な事になると思うのだ。


今のご時世、どのジャンルないし界隈に認知され人気を得るという事は難しい


その難しい事を成し遂げた歌手が1人いるのだ。



ドーン


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妖精または50歳人妻(男性)T.M.Revolutionこと西川貴教である。


決してツッコんではならない(断言)



T.M.Revolutionについて

僕がTMRを知ったのは、昔TVで流れていた音楽番組だ。



当時小学生だった僕にとってこのPVは衝撃的だった。


サンタを信じ、コロコロコミックのギャグ漫画で笑い、それを読んでジャイアンツの松井秀喜は口から火を吐くと信じ、学校の怪談に出てくる話をガチで信じた結果体調を崩して休むぐらいのピュアさを持っていた僕は雪山(セットです)でほぼ半裸で歌う彼を見て


「やべえ、この人雪降ってるところで歌ってるのに全然寒がってねえ!!そんでもって歌上手いし曲もカッケー!!」



僕はTMRにどハマりし、親に頼んで初めてCDを買ったのである。それが↓のアルバムである(名盤)


triple joker

triple joker

  • アーティスト:T.M.Revolution
  • 発売日: 2002/07/01
  • メディア: CD


その後も南国のビーチで痴女が着そうな黒のセクシーな衣装を身に着けながら歌ったり、


雨に濡れながらバラードを熱唱したり、




2.5次元とかしたり、ジャングルの妖精になったりしながらもその歌声と楽曲で僕を魅了した。



彼の魅力は、なんと言ってもその世界レベルともいえる歌唱力とそれを活かせる喉の強さだろう。



1回カラオケで歌った事のある人なら分かると思うけど、彼の歌を本気で歌おうとすれば喉が死ぬ。いやホントマジで喉がイカれる。


1番はともかく最後の方になると電気アンマ喰らった布○寅泰みたいな声しか出せなくなる。それをライブで歌いきるのだからあの人おかしいよ(褒めてます)



Thunderbirdの様なバラードやLOVE SAVERのような疾走感溢れるデジロック、T.M.R-e時代のクラシック系ナンバーなどジャンル問わず歌い上げるボーカリストは中々いない。彼の歌唱力に文句を言える人などいないだろう。


西川貴教とアニメについて

紅白出演やドーム公演などの実績を重ねていた彼も一時期レーベル関連のゴタゴタで露出が少なくなった時期があった。




そんな中、衝撃的なニュースが飛び込んできた。


T.M.Revolutionガンダム主題歌に抜擢」


当時中学生だった僕は「西川兄貴新曲キタ━(゚∀゚)━( ゚∀)━(  ゚)━(  )━!!!!!」という喜びと「ガ、ガンダム!?∑(゚д゚;)」という驚きという2つの感情が芽生えていた。



今でこそアニソン歌手以外のバンドやアーティストがアニメタイアップで曲を提供する事が当たり前になってるけども、当時は某国民的アニメの映画とか某国民的名探偵が主人公のアニメに起用されるぐらいの限定的なものだった。


ブレイク前にるろうに剣心のエンディングテーマを歌っていた事があるが、この時は既に知名度・実力そして人気ともにピークを迎えて円熟味すら感じていた。


一体どんな曲を歌うんだろう…
そう思いながら僕はガンダムSEEDの放映日を待っていたのである。



そして


ハマった(2度目)


全てがカッコいい。疾走感の中に悲壮感を感じるような曲調。

今まで半裸と言えば西川貴教、コスプレと言えば西川貴教と言われていた(あくまで個人の感想です)が、この曲のPVでは無造作パーマヘア&スーツという性癖を拗らせる姿で歌っている。む、無理….(褒めてます)



何より曲の展開もラストサビ前の重低音シンセがヤバすぎて濡れそうになった。兄貴、俺だ抱いてくれ。


そして我らが西川兄貴はこの曲を機に再ブレイクするのであった…


元々アニメ大好き人間という事はファンに知られていたけども、これがキッカケで西川兄貴が好きになったファンも多いと思う。


また、製作サイドもこの時の盛り上がりがキッカケで有名アーティストをガンガンタイアップさせる事によってアニメの知名度アップを図った。ハガレンのポルノとかラルクがオープニングテーマを歌うと聞いた時の盛り上がりは半端なかった。


最も何でもかんでもタイアップしちゃったおかげでアニソン業界は不遇の日々を迎えたり、新人アーティストが抜擢されてオリコン1位になったものの、知らぬ間に消えていたりと弊害もあったのだけども…


その後も西川兄貴の快進撃は続く。


戦○無双のパクリと言われつつも、気がつけば愛されるネタ作品となった某ゲームのタイアップやabingdon boys school名義での活動で「テーマに即したタイアップ曲を歌う我らが神歌手」という地位を確立させた。



元々アニメにタイアップされる楽曲というのは疾走感溢れるアップテンポなものが多く、高い歌唱力が求められるものだった。そこに漫画とアニメを心から愛する西川兄貴である。ベストマッチするに決まっている。


JPOP及びJROCKシーンで一時代を築いた男は、アニソンという異なる舞台で業界が変貌を遂げる程の衝撃を与えたのである。


このコラボって今でも信じられなかったりする…
今後この2人を超えるコラボってあるのだろうか…

今の西川貴教について


最近TVの露出が高くなった西川兄貴



イナズマロックフェスの主催者にして滋賀県観光大使、個人事務所の社長等幅広く活動している兄貴だが


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どうしたんだよ。おい


ムキムキである。バッキバキである。アーッ!!である。


確かに近年ムキムキブームもとい筋トレブームである。僕も数年前までジムに通っていたし(身体壊してからは行ってない)


気がつけばNHKの筋肉体操に出演したり、しれっと朝ドラに出演したりする等、世間的にはミリオンセラー持ちの紅白出場経験者にしてCMやバラエティー番組に引っ張りだこな男性歌手というソシャゲのSSR級のポジションにいる。


ぶっちゃけこんな立ち位置のアーティストって男女問わず居ない。寧ろ今まで存在しなかったのだ。Ga○kt?いや、あの人は職業:Gac○tだから。XJAP○NのYOSH○KIと一緒だから…


何はともあれ、犯罪でもしでかさない限りその立場は揺るぎないものになっている兄貴であるが、やっぱり歌う姿が1番カッコいいのだ。特に浅倉大介&井上秋緒の神コンビで作られた楽曲を歌う姿が最高に見たいのだ。つまりこれを読んだ皆はT.M.Revolutionを聴くんだ。



そう…



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この姿で歌うのを楽しみに待ってますぜ!兄貴ぃ!( ゚д゚)クワッ(握り拳しながら)






注:今年で50歳です




うん…あの…凄く…美しいです(戸惑いながら)