Denimusic Fes

邦ロックとかラウドロックとかジーンズとか

今から女性向けの話をしよう

はじめに


最近ふと思うのだ。
僕は皆に配慮した表現が出来ているだろうかと


人との感覚がズレているのは30年ほど生きてきて理解はしてるし、何となく空気を読むという事も覚えたがやはり気になるのだ。


特に最近はライブロスにより、はっちゃけた言動が多くなった。今は良いがいつか弾みで失言をしかねんなあと思う時もあるのだ。

ぶっちゃけ先日書いた‪Crossfaithの記事も「こ、これファンの人に怒られんかなあ:(;゙゚'ω゚'):」と思いつつ作ったものだ。


いやー、だって怖いもん炎上。フォロワーさんが減る度にビクビクしとる豆腐メンタルの僕は、常にビクビクしながらTwitter生活を送っているのだ。

そして思った…





最近、ワシ下ネタ多くね?





Crossfaithの記事にも分かる人には分かる下ネタをぶっ込んでるし、フォロワーさんの中にも「おや?」と思う人もいるだろう。
※調べちゃダメだぞ。絶対だぞ。調べたとしてもそれは自己責任だぞ。


何だかんだで女性のフォロワーさんもいるのだ。やっぱり配慮は必要だ。という事で今回はタイトル通りの記事です。
男性諸君には?な内容かと思うけども、まあ時間が有れば暇つぶしにはなると思います。



本題


昔、子供の頃にどハマりしてた漫画がある。どんな内容かと言うと


・ガールフレンドと遊園地デートをしてて、ジェットコースターに乗っていたら、後ろの乗客が首チョンパされていた。

首チョンパした犯人を見つけた後、ガールフレンドと喧嘩して、その子を捜してたら怪しい取引を見つけて盗み聴きしてたら頭を殴られた。

・殴られた上に薬を飲まされ、目が覚めたら小学生ほどの年齢まで若返っていた。

・何だかんだで家に戻るとガールフレンドと遭遇。思わず偽名を使って誤魔化す。

・身体を元に戻す為にガールフレンドの家に居候し、父親の仕事(探偵業)を影からサポートする羽目になる


と、まあ何か聞いた事がある物語だけど気にしない。ちなみに初期は割とバイオレンスかつスプラッターな展開だったりする。首チョンパとか串刺しとか滅多刺しとか…こう書くとヤバいな名探偵コナn…ゲフンゲフン。


確かピークだったのが主人公が一時的に身体が元に戻った辺りで、丁度そのタイミングで家にパソコンがやってきたのだ。
そして今の様な魑魅魍魎が住む世界とは全く違うインターネットの世界へ足を踏み込んだのだ。



そして、とあるものに出会った。
2次創作だ。


知らない人に説明すると、好きな漫画やアニメのイラストは勿論、そこから派生したオリジナルストーリーを漫画やイラスト・小説として発表するものだ。所謂ifものもある。


検索サイトからその漫画のファンサイトを見つけた僕は案の定ドップリハマった。
特に見ていたのが小説系のサイトだった。もしあの事件の結末がこうだったら、あの友達以上恋人未満のカップルが結婚したら、主人公が元に戻らずそのまま大人になったらetc、etc


今思えば、こうして文章を作るのが好きになったのはその時の体験があるからだろうなあと思う。





さて





規模の大きいサイトになると、その作品数も膨大な数になるがその中でも「こ、これは…!Σ( ゚Д゚)イイ!」と思える作者がいた。
様々なジャンルに精通しているのか、コメディからシリアスまでこなし、それでいて人物描写も分かりやすい作品を多く出す人だった。
今で言う神作家である。


その人は発表しているサイトの他にも自らサイトを開設していた。




み、見たい!この人の作品をもっと見たい!




僕はそう感じ、その人のホームページへのリンクへ飛んだ。すると…





「このサイトには一部女性向けの表現があります。苦手な方はご遠慮願います」




(  ゚Д゚)…



(  ゚Д゚)…



( ゚Д゚)?



何だそれ?
これが僕の反応である。
え?女性向け?何それ?少女漫画的なやつか?
あー、オカンがたまに読んでる「ガラスの仮面」みたいなやつか?
え、何それ怖い…と思いつつも、好奇心と読みたいという気持ちが勝った僕は気にせずホームページのTOPを開いた。


そしたら作品コーナーに入ると、確かに女性向けの作品があった。全体作品の7割程だったと思う。今思えば割合がおかしいけどな。


取り敢えず数少ない一般向けの作品を読んだ。全10章程の大作だ。めちゃくちゃ面白かった。
面白い物を読むと時間もあっという間に過ぎる。尚且つ一般向けに関しては作品数が少なく、すぐ読み終えてしまった。


と、なるとやっぱり気になる女性向けという作品。


この時の僕は特に何も考えてなかったと思う。極論言えばホラーとグロとバッドエンドじゃなければ何でもOKなのは昔からだ。


それに読まずに批評したりするのも何だ。何事も挑戦だ。チャレンジだ。と思ったのだろう。僕は何も躊躇いもなく女性向けの作品を読む為に作品名をクリックした。すると…








そこには衝撃的な…そして背景に薔薇が飛び交う光景が書かれていた。
















チューである。










キスである。接吻である。LOVE IS LIPである。





うん、主人公とその良きライバルである関西弁を話す青年がキスしてる。



まあ、彼らは似た者同士で仲も良いしね。そりゃキスぐらいすr


(;゚Д゚)ヴァァァァァァァァァァァァァ!!






おがぁざぁぁぉぉん!!






男と男がぁぁぁ!!






新◯と平◯がぁぁぁぁぁ!!






高校生同士がぁぁぁぁぁ!!







ワァツァピィィィィポォォォォォォルゥゥゥ!!(壊れた)





思ってたのと違う。そりゃそうだろう。ぶっちゃけ想像の遥か斜め上を行っていたのだから…



マジであの時はテンパった。いやまさかそんなマジか、どうしてこうなった。ここはどこ?わたしはだれ?
もう訳が分からなかった。


そして少し時間を置いて、こう思った






世の中の女の人はこれが好きなのかと…





これが僕が女性向け…もといBLと初めて遭遇した場面である。





なお、この時まだ小学生である。早い、早すぎる。一歩間違えればトラウマだ。
ただ、この時にはもう2次創作がファンの想像によって作られている事を理解していた為、何とか無事に平静を戻す事に成功した。






だが…





中学生頃になると、ある言葉を頻繁に聞く様になった。





腐女子である





雑に説明するとこんな感じだ。







うん、雑だ。


何故聞く様になったかと言うと、その時丁度流行っていた某機動戦士アニメがブームになり女性ファンが急増したのだ。その事によって「男の子同士の絡み、恋愛は尊い!」という思想を持ち、好きなキャラで色んな妄想をする女性ファンがめちゃくちゃ増えたのだ。


勿論、普通の感覚を持つ人もいたが、気がついたらかなりの規模にまで勢力を拡大していた。もう右見ても左見ても腐女子である。


僕はそこを遠くから眺めていたが、あの頃の某ジャンルは荒れに荒れていた。まあ元からいる人から見ると「お前ら、俺たちの好きなジャンルをそんな目で見るんじゃねえええええ!!(;゚Д゚)」だったのだろう。



他にも某少年雑誌に連載されていた、テニスなのに分身したり波動が出たり、打ったボールで相手を観客席までぶっ飛ばす漫画や家庭教師がマフィアだった漫画とかでもよく見かけた。ぶっちゃけ怖かった。何か情熱というより狂気に等しかったのだ。いやあ、くわばらくわばら(失礼です)



そんなこんなだから僕も「こ、怖い…((((;゚Д゚)))))))」と思っていた。




そして現在


あれからすっかり女性向け作品は市民権を得た気がする。おっさんずラブとか刀剣乱舞とか。
今やBL産業も巨大化し、一般向けの作品でも取り入れられる事が多くなってきた。勿論表現は多少抑えられているけども。


何でこうなったのかは分からんが、強いて言うならオタ界隈を引き合いに出すと

「敬遠していたオタクが腐女子をお互い似た者同士だと理解した」

「住み分けが出来た」

「男の娘というジャンルが出来て、新たに腐男子が出現した」

「百合という女の子同士の恋愛に萌えるオタが増えた」
とか色々あるんだろうなあと思う。



あとはLGBTの理解が進んだとかも有るだろうけど、ここ数十年でお互いの住み分けが出来たというのがデカい。やはりオタクは根っこが一緒なのだ。性別に萌えや推すという言葉は関係ないのだ。


僕もあの衝撃の体験から暫く経ち、何となく彼女達の気持ちを理解する事が出来た。
僕がバンドに対して文章を書きたい様に彼女達も好きな漫画やアニメに対して愛情を文章にしてぶつけていたのだろう。中身はともかく。


良いじゃないか、それで。うん、やり方や考え方は違えども愛さえ有れば何とやらだ。


良いじゃないか、‪Crossfaithのアマタツの腹筋に鼻血が出る程萌えるファンがいても。ロットンのNOBUYAの刈り上げに興奮して、私はNOBUYAの刈り上げになりたいと叫ぶファンがいても…





まとめ

ここまで読んだ人は何だこれ?と思うだろう。


この文章にあえてジャンルをつけるとするならばこうだ。


「やまなし、おちなし、いみなし」だ。




※意味は調べるなよ




おわり




PS.そろそろ、おっさんずラブ見ようと(汗)