はじめに
遅えよ
いや本当に遅い…かれこれ一か月近く経つのだ。あ、皆様明けましておめでとうございます。今年も開店休業中な弊ブログをよろしくお願いします。
ツアーも終わったし記憶も薄れてきているのだけれども、流石に昨年の参戦したライブの締めくくりを書かないのは人としてどうかと思うのサ。首チョンパされても文句は言えないのサと心の中のTOSHI-LOWが囁いている気もするの書くのサ。
ということでライブ当日まで遡るのである。
ライブ当日
場所はアメ村のど真ん中にある心斎橋DROP
コロナ禍とはいえ基本若者で賑わっているこの場所も、ライブハウスに通いだしてからは「おしゃれスポット」というより「数多くのライブハウスで血と汗と涙がながれた戦場」というイメージが強い。というより30歳過ぎてもアメ村に行くとは思わなかったよ。
さてこの日だが…
実はDROPが入居しているビルにはもう一つライブハウスがある。そこでもV系バンドがライブを開催していたこともあり、物販開始時ぐらいに現地についた時は失礼ながら「あ、あれ?Paleduskってこんなに女性ファン多かったけ?」思うぐらい女性客が集まっていた。
「いやだからってそんな着飾った格好でライブハウスに行くとか正気か?あそこは戦場だぜお嬢さん」と思うところだが、そもそもV系である。ダイブモッシュしようものなら、バンギャ達に蹂躙されるのがオチである(ど偏見)
V系に関しては元々ダイブモッシュとは無縁(一部例外あり)だからそりゃ服装もバッチリ決めてくる人が多いのだ。黒服率は高かったけども
まあこの状況だし、今後もライブが行われるとしたらダイブモッシュとは無縁な恰好をした人がライブハウスに来るんだろうな…と思いつつ会場入り。
Sailing Before The Wind
実は初聴きだったこのバンド
曲調は叙情系メタルコアといった感じ。いわゆる草メロがアクセントで効いていて、それでいてトレンドも取り入れたメロディラインという古き良きメタルと最新トレンドを融合させたメタルコアでのっけからブチかましてくれた。
最近のバンドかな?と思い調べてみたら、結成して10年近く経つベテランバンドだと知って驚いた。まだ自分が知らないだけで高い実力を持つバンドは国内に居るのだという事を改めて実感した。
ぶっちゃけコロナ禍じゃなければ今頃フロアはハーコーとダイブモッシュの嵐だったろうなあと思う盛り上がりだった。くそコロナめ許すまじ…
Ailiph Doepa
ぶっちゃけ目当てのバンドだったAiliph Doepa。
発表された楽曲やPVからも分かるように他のラウドロックバンドに比べてかなり癖が強い…というより癖そのものである。
例えるならヴィレッジヴァンガードが擬人化したらこんな感じになるバンドといったところか。そう、あの一般バンピーに受けそうな書籍・小物からYoutuberが紹介動画出しそうなヘンテコな商品、しまいにはBL・エロ漫画まで揃えるあのヴィレッジヴァンガードである。
そのドーパであるが当日の客層を見る限り、明らかにドーパ目当てのファンが多かった気がする。なんか普段「ハーコーしねえやつはくたばれ」でお馴染みなラウド界隈ではあんまり見ない蛍光色カラーの髪型にインスタ映えしそうな服装のバンギャル。
癖が強いバンドマーチつけてるライブキッズ。そして某国民的アニメの某有名なヴィランのコスプレに身を包んだ者…えーとこのライブってAiliph Doepa主催だったっけ?と思うぐらい濃いファンが前方に居る。
そして演奏時間までにフロアに流れるSEが…
※写真はイメージです
うん、これ某夢の国で流れてるやつだ。夜になるとパレードするやつだ。
TVでガチ勢が出演した際、マツコ・デラックスがドン引きしたでお馴染みの某夢の国だ。
著作権的にまずい気がするがセーフなんだろうか。あれか某皆を笑顔にする動画サイトでも消されていないMAD動画とかあるしな。うん
そんなこんなでドーパの出番になったわけだが…
カオス
カオス
もうひたすらカオス
ステージングも楽曲もすべてにおいて唯一無二。国内はおろか海外でもここまで個性が強いバンドなんていないだろう。もうやりたい放題である。
そして何よりVoのアイガーゴイルである。カリスマ性が半端ない。次は何してくれるんだろうという期待感が凄すぎる。早く世間に見つかってくれ。そして世間をパニックにしてくれ。
Paledusk
いよいよ本日の主役登場である。
ブレアフェスではサンダーステージを沸かせ、コロナ禍でなければドーパと共にノットフェスに出たPaledusk
ライブをみるのは2月のハジマザサーキット以来という事、そして新曲を生で聴ける機会という事でワクワクが止まらなかった。
そしてその期待に応えるかのように彼らは想像以上のパワーでフロアを沸かせたのである。
この状況下のライブではダイブモッシュはおろか声を出すことも許されない。しかし彼らの音楽は心を揺さぶるのだ。フロアを見れば分かるのだ。ファンの目はステージに釘付けだった。そこにはラウドロックの希望が光輝いて見えた。
本編最後に演奏された2曲は今年を締めくくるにはもってこいのエモさと力強さを感じた。またいつかライブハウスで会うために…そんな感覚を覚えるようなセットリストだった。
ENでは製作中の新曲を少しだけ演奏したPaledusk。海外レーベルとも契約し近い将来もっと大きなライブハウスでフロアを沸かす日もそう遠くはないはずだ。
おわりに
去年はブレアフェスに始まりハジマザサーキットに参戦し、さあここから…というところでまさかのコロナ流行によるライブ中止・延期という出来事が立て続けに起こった最悪の年だった。
正直ブレアフェスに関しては開催された事自体が奇跡だ。夏ごろからようやく規制はあれども徐々にライブが再開されたところまでは良かったが、再流行によってその流れも止まってしまった。コロナまじFUCK。
今年も我慢の年になる気がするが、ライブハウスには対策をしたうえで出来る限り行こうと思う。
だってライブでしか得られないものがありますからね
以上