Denimusic Fes

邦ロックとかラウドロックとかジーンズとか

PassCodeという唯一無二のアイドル

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正直アイドルというものに全く興味がなかった。

小学生の頃にモー娘。全盛期を迎え、大学生から社会人2〜3年目の頃にはAKBグループが猛威を振るいももクロ、でんぱ組inc等が出現しアイドル戦国時代を迎えた昨今ですら僕はアイドルに目が行かなかった。

 

何というか「あたし、みんなに夢と希望を与えるアイドルだよ!テヘッ♡」という雰囲気がどうも苦手だったし、楽曲も「明日はきっと希望に満ち溢れてる!」系の歌詞がキャピキャピとした曲調でテレビに流れる度に何とも言えない気持ちになったし、例の握手会&複数枚商法でランキングを独占するのを目の当たりにしてゲンナリしたり、その他にも色々あるけどもアイドルは僕には全く関係ないところにいたのだ。

 

そうPassCodeに会うまでは

 

どこでPassCodeを知ったのか

PassCode - Ray - YouTube

 

確かApple Musicで適当に音楽を流してた時にたまたま聴いたのがこのRayだった。

最初聴いた時はアニソン?声優ユニット?と思ったけど、ギターサウンドや所々で挿入されるピコピコ音、そして今田夢菜の圧巻のシャウト、曲そのもののカッコ良さで一気に好きになってしまった。本当にアイドルか?と思う格好良さとそのクオリティの高さに驚いた。

 

それで暫くヘビロテしていたある日、このグループとは別にDIRENGREYのライブに行く事になり、その前にライブ慣れしようと思いPassCodeの対バン企画に参戦したのだった。

 

この時は「人生初ライブがアイドルか〜まあネタになるし良いかっ」という気持ちだったわけだが…

 

生で見るPassCodeに衝撃を受ける

PassCode - Ray (Versus Passcode 2018 live at Bigcat) - YouTube

 

これは当日のライブ1曲目に流れた曲だけど、もうその前からフロアは異常な興奮状態だった。フロアが暗転しSEが流れたと同時にモッシュが始まりダイバーも転がり始めたのだ。まだSEでだ。

そこからは初めてのライブという事もあり周りのモッシュや頭上から転がってくるダイバーの対応に追われていたけども、このライブが最高だった事は覚えている。

 

アイドルって今こんなにカッコイイのか!と

 

踊りも素人目線から見てもキレッキレだし、歌も上手いし、もっと言えばバックバンドの演奏もブチ上がるには持ってこいの熱量だった(PassCodeのライブに行く時はバックバンドの方も見て欲しい。めちゃくちゃカッコ良いですよ。)

 

そのカッコ良さの虜になってしまった僕はライブ終了後すぐにPassCodeのワンマンツアーに応募した。

 

 

何故他のアイドルにはハマらず、PassCodeにはハマったのか?

 

今でこそBABYMETALやBiSHの様なロックサウンドが基調なアイドルグループが活躍しているけど、僕のアイドルのイメージは最初に書いたようにポップで可愛らしい曲調を可愛らしく歌うイメージが凄く強かった。それをPassCodeがぶち壊したのだ。

ライブを観る前は、まさかCD音源を超えてくるとは思わなかったし、パフォーマンスも並みのロックバンドが太刀打ち出来ないクオリティをやってのけるしハマるのにそう時間は掛からなかった。

 

そして何より彼女達がアイドルというのが益々好きになる要因になった。

 

アイドルはバンドに比べて、外的要因によって活動内容に影響が出やすい。バンドメンバーが異性と付き合ってたところで別に誰も文句は言わないけど、アイドルの場合活動休止だの研究生降格だの炎上だのという様にやたらと世間に叩かれるイメージがある。

 

おまけにファンの中で1人でもタチの悪い奴が居ればあっという間に「あそこは厄介の対応も出来ないグループ」という烙印を押され、同じアイドルファンから叩かれるし、活動してても中々芽が出ず結成から数年も経たないうちに解散する等、兎に角報われないイメージが強い。

 

だからこそ様々な声が上がる中、結成から5年過ぎたら良い方とされるアイドル業界で活動し続けて、サマソニやミリオンロック等のフェスに出演し年々ステージが格上げされていく彼女達を見ると素直に嬉しくなるし、もっと世間に知られて欲しいと思うのだ。

他のバンドに比べると彼女達の場合、ライブを観に行くと言うよりも応援しに行くのほうがしっくりくるのだ。それが僕やそれ以外のファンがライブに足を運ぶ理由だと思う。

 

他にも、僕自身が周りから沼にハマったと言われる様になった話とかリリイベ目当てでCDを買い、チェキ会の並びに一喜一憂する様になった話とかもあるのだが割愛するけど、彼女達をアイドルと侮ると痛い目を見る事になる。

それくらいPassCodeというアイドルはカッコ良いグループなのだ。

 

秋にはニューシングルと4月に発売したアルバムを引き下げてワンマンツアーを行う。ツアーファイナルは新木場STUDIO COAST2DAYSだ。あのライブの熱量は他のグループには中々無いので気になった人には是非観に来て欲しい。

 

僕はこのグループが何処まで行けるか見届けたい。もし武道館公演が開催されたら僕は多分泣くと思う。

 

 

CLARITY (通常盤)

CLARITY (通常盤)

 

 

4月に発売されたアルバム。

アイドル特有のポップさとこのグループならではの激しさが融合した名作。初めてPassCodeを聴く人にオススメ。

horoscopeからのIt's youは生で聴くと凄くエモい。

 

 

PassCode presents VERSUS PASSCODE 2018 at BIGCAT [Blu-ray]

PassCode presents VERSUS PASSCODE 2018 at BIGCAT [Blu-ray]

 

 

僕が初めて観たライブの完全版。ライブパフォーマンスの高さと反比例するMCのグダグダ感が何気にオススメ。Toxic、bite the bulletは名曲。

 

 

 

今年の春に行われたグループ最大規模となるZeppツアーで行われた地元大阪でのライブを映像化

南菜生の鬼気迫るライブパフォーマンスが記憶に残る。なお実際に観に行ったもののまだ筆者の手元にはない模様(買えよ)